和解者の声
70代 女性 無症候性キャリア
この度、先生方のご尽力によりまして何も知らなかったB型肝炎についていろいろ教えていただき少しは自分の体のなぞを知ることができました。大変お世話になりまして本当にありがとうございました。
60代 男性 肝がん
31才の時に体調が悪くなり、B型肝炎の発病がわかりました。その時点で娘が5才と2才で成人になるまで養えるか、生きられるかと考え夜も眠れず精神不安になりました。退院後は(3か月入院しました)仕事の量も減りましたので当然減収になり、妻にも子供にも苦労させました。当時は感染原因もわからず25年経って集団接種によるものとわかり、育った時代を恨みました。現在は感染経緯もわかり、今後は同じ失敗で苦しむ人がなくなり笑って暮らせる世界にして欲しいと思っています。
70代 男性 慢性肝炎
B型肝炎と診断されたのが40年くらい前でした。血液感染だと聞き家族や他人に移さないよう注意して生活していました。13、4年位にだるさを感じ受診した所、数値が4桁近くなり投薬を8ヶ月位続け2ケタまで下がり慢性肝炎だと診断されました。そんな折り、B型肝炎訴訟の新聞折り込みが目に留まり半信半疑ではありましたが弁護士の方が対応しているとのことなので会場に足を運びました。初期費用はかからないと聞きお願いし必要書類・診断書を集めました(かなり苦労しました)。20年近いこともあり早々に和解を成立させていただき感謝しています。
後、大腸がんになり手術を経て年2回、血液・エコー・CTの検査を肝臓を含め行っており、現在は異常なく過ごしています。自身でも勉強をし、アルコール・タバコは一切口にしていませんし、肝臓に負担がかからない食事・運動をすると共に、規則正しい生活をしております。
あの時勇気をもって会場に行って本当に良かったと思います。
50代 女性 慢性肝炎
私は20代の時の血液検査でキャリアと判明し、それから30年近く無症状でした。その後慢性肝炎となり今に至っています。私自身、特に偏見や差別といったことはほとんどありません(キャリアであることを言わなかったので)。ただ、和解となって一区切りついたという思いはありました。これまで国と戦ってくださった多くの方がいたからと感謝しております。
皆さんも和解が済んだから国に対するうらみや不満が晴れることはないと思います。だけどそれを引きずらず前を向いてほしいと思います。私もできる限り明るく楽しく普通の暮らしをしていたいと思っています。
70代 男性 慢性肝炎
何年もかかって和解が成立に至るには、はまゆうの小宮山先生はじめライトハウスの皆々様にも大変お世話になりました。重症ではないので日常生活には変わりありませんが、気持ちがスッキリしない毎日でした。同じ状況下で悩まれている方々が大勢おられることと思います。その方たちのためにも引き続き弁護団の方々にはご協力をお願い申し上げます。今回は本当にご努力戴き和解にこぎつけられたことありがとうございました。